【有馬記念 2021】最終予想

公開日: 

どうも、工藤新一です

今週の日曜の中山メインレース・グランプリ「有馬記念(G1)」の最終予想記事になります

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今年の注目ポイントはやはり引退レースとなるクロノジェネシスvs新世代の大将格エフフォーリアとの最初で最後の対戦でしょう。とは言っても馬券的にはシビアに考えたいところで、この2頭の組み合わせを買ったところで妙味はゼロ。強いことは認めてもここは他の馬から馬券は考えたい一戦

展開面を考えればパンサラッサ×鞍上・菱田が逃げの一手を打つ構えでしょうか。そこに続くのがタイトルホルダー、ディープボンドといった強力な先行勢。パンサラッサ陣営のコメントを見た感じだと「行くしかない」と強気に構えており、この馬が逃げるなら玉砕覚悟で後続を離す形の逃げを打ってくるはず。となればハイペースは必至でしょうし、有力馬に乗った時のルメールは強気に4コーナーで先頭に立つような乗り方をしてくるはず。先行勢がクロノジェネシスに掃除された場合を想定すれば…やはり好位からの差し馬に軍配が上がってくるはずでしょう

という訳で、予想です!

有馬記念 2021 予想

◎アサマノイタズラ
○ステラヴェローチェ
▲ペルシアンナイト
☆シャドウディーヴァ
△エフフォーリア
△クロノジェネシス
△アリストテレス
△ディープボンド
△アカイイト

◎アサマノイタズラ

非常に迷いましたが…今年はこの馬の差し込みに期待して本命で勝負。中山芝コースは(2.1.1.2)と得意としており、鞍上には中山マイスターでもある田辺という事を考えても怖い一頭

血統的には有馬記念(G1)を勝っているヴィクトワールピサが父におり、母系にオペラハウスが居てタフな消耗戦には強そうなタイプ。デビューから8戦中の6戦は中山芝コースを経験しているように、このコースでこそ持ち味が活きてきそう

冒頭にも書いたようにハイペースから先行勢はクロノジェネシスが掃除する事を想定していますので、そうなった場合は展開面からも差しが流れになればこの馬にもチャンスがあっていいはず。枠もこの馬に関しては外でOKでしょうし、陣営も「外からプレッシャーをかけられるよりは、かえって内に入りやすいし、外枠はいいと思う。あとは自分で競馬をつくれるタイプではないので」とコメントしているように展開がハマった時の破壊力には期待している印象

前走の菊花賞(G1)に関しては終始最後方からの競馬をしてしまったので競馬に参加すら出来なかったレースだとすればノーカウント。2走前のセントライト記念(G2)に関してがまさに「ハマった時の破壊力」を見せたレースで後方から競馬を進めて最後は抜群のコーナリングセンスを見せて4コーナーを回っており、外目を突いて上り最速をマークしての勝利。完璧に展開がハマったといは言っても負かしたソーヴァリアントは後にチャレンジカップ(G3)を圧勝、3着オーソクレースも菊花賞(G1)で2着とハイレベルな相手に先着した事は評価したいところ

これまでのレースを見ても非根幹距離は得意にしてそうですし、菊花賞(G1)からここへの出走というローテーションは近代では王道パターンの一つ。過去10年で見ても前走が菊花賞(G1)で上り最速をマークした馬の成績は(2.0.1.0)と好相性。人馬共に穴馬の要素は詰まっており、最後にシレっと突っ込んでくる可能性はあるかもしれません。前がクロノジェネシス、エフフォーリアの2頭のどっちも崩れた場合は頭まである可能性まで考えたいところです。「自信を持って乗る」と豪語する鞍上・田辺のグランプリ初制覇にも期待したいです

○ステラヴェローチェ

個人的には今年の牡馬クラシックでは全て本命を打っており、そのぐらい能力の高さは信じていましたし、強いバゴ産駒が見せる成長力にも期待できる一頭

この馬の特徴は一瞬のキレる脚を使うというよりは末脚の持続性が高いというところ。そこに加えて道悪もこなせるパワー型という面では暮れの中山の馬場も合いそうですし、消耗戦にも向くタイプ。実際に去年の朝日杯フューチュリティステークス(G1)では距離こそは違いますが…3Fが33秒7ハイペースでもバテることなく差し込んで来れており、タフになりそうな展開は今回も良さそうなはず

前走の菊花賞(G1)にしても逃げたタイトルホルダーがそのまま勝利する展開の中で、さすがに仕掛けが遅くなったところから最後はしっかり伸びて上り最速をマークしての4着なら仕方なしという結果。決して力負けではない事は明らかなレース内容だったでしょう

2走前の戸新聞杯(G2)では不良馬場での中京芝2200mでしたが、上りの掛かった展開と馬場の中で最後の直線では馬群を捌いてジワジワと伸びて上り最速となる35.6秒をマークしてダービー馬のシャフリヤールを封じ込めての完勝。馬体重はプラス18キロで夏を超えて更に成長した感じもみれましたし、やはり強いなというレースでした

総力戦となった2走前のダービー(G1)にしても後方待機の競馬から最後の直線だけで一気にポジションを上げており、終わってみればこちらも上り最速タイとなる33.4秒を繰り出しての3着。シャフリヤール、エフフォーリアにこそ敗れましたが世代屈指のポテンシャルの高さを見せたのは明らかでした。実際にシャフリヤールは後にジャパンカップ(G1)で3着、エフフォーリアは天皇賞・秋(G1)を完勝とレースレベルを考えれば今年のダービー(G1)はハイレベルでした

今回と同じ中山芝コースは皐月賞(G1)で経験していますし、その時は先に抜け出したエフフォーリアよりも後方のポジションとなり最後の直線ではインを突きましたが届かずという内容。上りのタイムは36.7秒と遅いながらもメンバー2位の末脚は使えており、距離は更に伸びても問題なさそうな印象さえ感じました

負けたレースでもある共同通信杯(G3)では他の馬よりも1キロ重い斤量57キロを背負っての5着でしたが…良馬場の府中1800mコースで1000m通過が1分01.9秒とスローペースの瞬発力勝負となったのが分が悪く、更には最後の直線ではやや不利もあったのも痛恨。勝ち馬エフフォーリアの勝ち方が強くその一頭だけが際立ったレースですが…どちらかというと先を見据えたレースだったので問題なし

更に買い材料を挙げるなら鞍上・ミルコへの乗り替わりは大舞台では少なからずプラスに転じてくるはず。おそらく最後まで脚を溜めて4コーナーからジワジワ押し上げてくる競馬が出来ればチャンスはあるはず

▲ペルシアンナイト

本質的には左回りよりは右回り向きで、小回りも得意な上に持続力のある末脚を繰り出せるタイプ。叩き良化で状態を上げてくるという点も良く、叩き3走目の今回は狙い目でしょう

陣営もここにきて鞍上・クリスチャンの起用は狙いすましたようにも感じますし、7歳ながらも息の長いハービンジャー産駒なら好走は可能。前走のチャレンジカップ(G3)は勝ち馬のソーヴァリアントの強さが際立ったレースではありましたが…中団後ろ目から競馬を進めて、最後の直線ではこの馬も勝ち馬と同じ上りのタイムは使えており3着まで押し上げてきたのは衰えのない証拠

3走前の札幌記念(G2)にしても勝ち馬ソダシは斤量52キロの恩恵を受けていたレースですし、2着のラヴズオンリーユーも自力は現役トップクラスで後に海外G1を2連勝。相手レベルを考えれば普通に強敵を相手に食らいついた事は評価したいところ

去年の同レースでは勝ち馬クロノジェネシスから0.6秒差の7着とそこまで負けておらず、距離もしっかりこなせていたのは良さげでした。その時のメンバーを見ても上に居たのはフィエールマン、ラッキーライラック、ワールドプレミアなどといったG1馬が揃っており、今年は去年より更に展開が向く上に鞍上強化となれば普通に通用してもいいはず

最後まで追えるジョッキーでもある鞍上・クリスチャンはハマりそうですし、しっかり溜めて最後弾けることが出来れば上位に来れてもいいはずでしょう

☆シャドウディーヴァ

馬券的には起爆剤になりそうな馬ですが、一発の末脚に賭けてくるなら展開面からも怖い一頭。5歳になっても成長が見込めるハーツクライ産駒ですし、鞍上・横山典弘が引き続き乗るのであれば前走みたいな先行策ではなく、今回こそはおそらく溜めるだけ溜めて最後差し込んでくる競馬

東京巧者なイメージもありますが中山芝コースは常総ステークス(3勝クラス)での勝利や中山牝馬ステークス(G3)での0.3秒差の5着などがあり、決して不得意ではない舞台

前走のジャパンカップ(G1)でもそれなりに狙ったのですが…好スタートを決めてからは3番手に付けるまさかの展開。アリストテレス、ワグネリアンを見る形で前目+インをロスなく回っており…最後の直線では一瞬オッと思わせる手応えで上がってきましたが、上位を占めた馬達の末脚に屈したという内容。それでも勝ち馬コントレイルはともかく2着オーソリティ、3着オーソリティとはそこまで差のない競馬だったはず。もうちょっと溜める競馬をしていれば更に上位はあったはずでしょうし、その反省点が活きるなら今回といった感じ

2走前の府中牝馬ステークス(G2)にしても最後方待機策から、最後の直線だけで一気に他の馬を抜き去っての勝利。上りは33.1秒をマークしており、この時で約2年ぶりの1着とハーツクライ産駒の覚醒を印象付けるような結果でした

とにかく溜めるだけ溜めて、最後に追えば伸びるタイプなので…今回は差し馬が有利になると決め打っている以上は抑えておきたい一頭です

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  • 工藤新一(管理人)

  • プロフィール

    競馬歴:10年

    職業:予想家

    趣味:お酒、ドライブ、旅行、映画、読書、楽しむこと

    座右の銘:一期一会

    予想スタイル:オッズの盲点をつき、いかに回収率を上げれるか。ファクターはデータ、馬・騎手能力、調教、血統、メイチ度など全てを重視します

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