【ヴィクトリアマイル 2021】最終予想
どうも、工藤新一です
今回は日曜の東京メインレース「ヴィクトリアマイル(G1)」の最終予想記事になります
ヴィクトリアマイル(G1)はどちらかと言うと波乱というイメージが強く、2015年の3連単は20,705,810円とG1での最高払い戻し金額を記録したりなどとにかく荒れるレース
去年こそアーモンドアイの圧勝でしたが、振り返ってみれば去年のこの時期もしっかりコロナ過で本来なら海外遠征に行くはずだったアーモンドアイがスライドでここに出走してきたというチートな年でした。今年は似たような立場になるグランアレグリアがいますが…まぁ妙味は一切ないですし、圧勝されたら諦めるぐらいな気持ちで例年通り「荒れる」ほうにBETしたいレースです
展開的にはイベリス辺りが逃げると思いますが…大外枠のレシステンシア×鞍上・武豊も先行してスピードで制圧したいようなタイプなので前にはいくでしょう。後方からの馬達は強烈なキレ脚を持ってる馬が多いので…先行勢からすればスローの瞬発力勝負にはしたくないでしょうし、ペースは平均以上で流れてきそう。先週のNHKマイルカップ(G1)を見ても後方過ぎても厳しく、それなりに好位で立ち回り力+最後はしっかり上りも使えるような機動力も兼ね備えてるような馬に軍配が上がってくるでしょう
という訳で、予想です!
ヴィクトリアマイル 2021 予想
◎プールヴィル
○マルターズディオサ
▲マジックキャッスル
☆レッドベルディエス
△テルツェット
△デゼル
△サウンドキアラ
△グランアレグリア
△リアアメリア
△ダノンファンタジー
△レシステンシア
◎プールヴィル
人気にはならなそうですが…相手なりに走れる安定感があり、左回りは(2.2.1.3)の得意舞台。Le Havre産駒とあまり国内では馴染みはないですが…高速馬場も問題はなく先週のNHKマイルカップ(G1)では欧州血統のシュネルマイスター、グレナディアガーズが好走しているという点はこの馬にとって追い風になっているはず
前走の阪神牝馬ステークス(G2)では上り32.9秒で上がっての4着でしたが…勝ち馬からは0.1秒差ですし、休み明けという事を考えればそれなりに戦えていたという内容でした。更には馬体重は+22キロでの出走でしたが特に太目感がなくむしろ成長とも取れる場体重増でしょう。この馬自身、叩き良化タイプなので一回使われたという点も強み
2走前のオーロカップ(L)は後方待機から最後の直線で外を回して上り1位となる33.9秒の末脚を使ってまとめて差し切り勝ち。下に居たのはスマイルカナ、ストーミーシー、ボンセルヴィーソ、ケイデンスコールなどのなり骨っぽい相手を封じ込めており、溜めれば弾ける事が出来るというのは東京の良馬場でやれるなら武器になってくるはず
鞍上・三浦はG1だと買えなくなるジョッキーなのは承知の上ですが…去年はトロワゼトワルで同レースを4着とこの舞台は別。とにかく東京は平場も含めて得意としており、東京マイルG1では過去に2014年のグランプリボス(安田記念・16番人気2着)、タガノブルグ(NHKマイル・17番人気2着)と連続して2度の穴を空けた事があるのは強み。今年は強敵が居ますが…最後しっかり伸びてシレっと2、3着は十分に考えられそうですし、食い込みに期待です!
○マルターズディオサ
1600m戦では(3.2.0.1)と得意としている距離で、この距離に関しては過去にはチューリップ賞(G2)でレシステンシアに先着しての勝利、サフラン賞(1勝クラス)でマジックキャッスル、ギルデッドミラーで先着しての勝利と底を見せておらず、驚異的なレースセンスと立ち回り力は一級品
キズナ産駒で非ノーザン系と地味なので人気にこそならないですが…人気以上に好走出来るところも妙味的にはいつも美味しい存在
個人的にクラシックは全て重い印を打ちましたが…桜花賞(G1)→先行してそれなりのポジションを取ったのですが…ドロだらけの重い馬場が合わずに失速という内容。優駿牝馬(G1)→前残りだった高速馬場の中を不利な外枠の8枠17番から終始外を走りつつ、最後は中団を追走から直線に向かいましたが…結果的には枠も響いた感じもありつつ外を回って伸びそうな感じで上がっての10着で最後に垂れたのはその前の重馬場での競馬での見えない疲労と2400mという適正距離の壁もあったかなという内容。秋華賞(G1)→1000mの通過が59.4とややハイラップのペースで、最後までインを追走して頑張っていましたが、馬場の痛んだインを回っていた事が響いての7着と・・・敗因はしっかりしておりそれなりの言い訳はできる内容
2着に好走した阪神カップ(G2)では先行ポジションを取り、4コーナーでは先頭に立つ勢いで上がっており、最後はインの進路を通ったダノンファンタジーにこそ出し抜かれる形になりましたが…能力を示すことが出来たというレース内容。陣営もレース後には「大外枠で距離損もあったけど、流れには乗れた。着差は直線で外に出した分の差。もう少し内を回っていれば、もっと際どかった」とコメント
前走の高松宮記念(G1)は重馬場というのも響きましたし、痛恨の重馬場だった事で後方からの競馬では間に合わずという内容。それでも勝ち馬ダノンスマッシュから0.4秒差の8着ですし、能力の高さは示せたはず。鞍上・田辺もこのぐらいの人気であれば勝ちに行く競馬をしてきそうですし、グランアレグリアより前目で競馬が出来そうなのは良さそう。流れるペースの中を好位に付けて33秒台の上りを出せれば馬券内のチャンスがあってもいいはずでしょう
▲マジックキャッスル
距離・展開不問で大崩れが少なく安定した末脚を繰り出せるタイプ。掲示板を外したのは一回だけですが…重馬場の桜花賞(G1)だった事を考えればノーカンという一戦。鮮度の削がれてないディープインパクト産駒で、ここでも普通に走れば上位には入ってこれるはず
前走の阪神牝馬ステークス(G2)では好スタートを決めてから好位をキープ、最後の直線では前が壁になり進路が狭くなりましたが…インの馬群を裂くように上がってきており、上り32.4秒の驚異的な脚を使っての2着。スムーズなら勝ててそうな内容でした
重馬場の桜花賞(G1)以外は全て掲示板以内で上り3Fのタイムも全て3位以内と追えば確実に伸びるので、良馬場の今回は絶好の舞台。最内枠ですが、インで脚を溜めて最後に弾けるような競馬が出来れば持ち前の安定した末脚で最後に突っ込んでくるでしょう
☆レッドベルディエス
前日の時点では18頭立ての17番人気ですが…今年の馬券的な起爆剤はこの馬
東京芝1600mは(2.1.0.1)と得意舞台。負けたレースはクロノジェネシス、カレンブーケドールが上位だったクイーンカップ(G3)での4着という事を考えれば仕方なしという感じ
前走の飛鳥ステークス(3勝クラス)はスローペースの瞬発力勝負で楽な競馬でしたが…近4走では全て上り3位以内で負けても勝ち馬からは0.4秒差と善戦。鮮度と勢いが大事になってくるディープインパクト産駒で勝って挑めるという点ではプラスで、鞍上・石橋も一発に賭けるような騎乗はしてくれそう。前が崩れた時に最後に突っ込んで来そうなイメージがあり、抑えておきたい一頭です
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