【皐月賞 2021】最終予想
どうも、工藤新一です
今回は牡馬クラシックの一発目!日曜の中山メインレース「皐月賞(G1)」の最終予想記事になります
皐月賞と言えばG1の中でも比較的に荒れる傾向にあるレースで過去には
2020年
1着 コントレイル 1番人気
2着 サリオス 3番人気
3着 ガロアクリーク 8番人気
3連複 9,150円 3連単 26,310円
2018年
1着 エポカドーロ 7番人気
2着 サンリヴァル 9番人気
3着 ジェネラーレウーノ 8番人気
3連複 53,410円 3連単 372,080円
2017年
1着 アルアイン 9番人気
2着 ペルシアンナイト 4番人気
3着 ダンビュライト 12番人気
3連複 176,030円 3連単 1,064,360円
と波乱の傾向も高いのがポイント。2019年こそ人気決着で堅かったですが…今年は特に混戦模様。ここは思い切って荒れるほうに振り切れると考えていきたいですね
気になるのは4月18日(日)の当日の天気ですが、週初めの雨予報から→現時点では晴れ予報に変化
土曜日の夕方~夜は雨が降るので、完全に乾き切らない可能性もありますが稍重に近い良馬場で考えていきます
展開的には前走は逃げて快勝のタイトルホルダー×鞍上・田辺が譲らない構えを取りそうなのですが…隣のワールドリバイバル×鞍上・菱田も前に行きたいでしょう。更には大外枠から積極策宣言のレッドベルオーブ×鞍上・福永も先団に取り付くと想定。そもそも前傾のラップになりやすい例年の皐月賞(G1)を見ても超スローと言うのは考えにくく、それなりに流れる事にはなってきそう。激流まで考えられそうで、G1らしくポテンシャル勝負になり、「一番速い馬が勝つ」と言われる皐月賞という舞台を考えてもスピード+パワーも兼ね備えた馬に軍配が上がってきそうです
という訳で、予想です!
皐月賞 2021 予想
◎ステラヴェローチェ
○レッドベルオーブ
▲ヨーホーレイク
☆ダノンザキッド
△エフフォーリア
△アサマノイタズラ
△グラティアス
△アドマイヤハダル
△ヴィクティファルス
△ラーゴム
△シュヴァリエローズ
◎ステラヴェローチェ
バゴ産駒で鞍上・吉田隼人と地味な組み合わせで人気にはならなそうですが…ハイレベルと言われる前走の共同通信杯(G3)では1番人気を背負っていたほどの馬。そこから一気に人気落ちした感があり…オッズ的な妙味ならコレと思いましたので、ここは素直に本命で勝負
同じバゴ産駒のクロノジェネシスと似た感じで良馬場と重馬場の兼用タイプ。仮にも雨が完全に乾き切らなかったとして…パワーのある馬場もOKで小回りコースはいかにもバゴ産駒のこの馬には向きそうになりそうですし、言うてもサウジアラビアロイヤルカップ(G3)1着→朝日杯フューチュリティステークス(G1)2着と実績なら世代の中でもトップクラス
前走の共同通信杯(G3)では他の馬よりも1キロ重い斤量57キロを背負っての5着でしたが…良馬場の府中1800mコースで1000m通過が1分01.9秒とスローペースの瞬発力勝負となったのが分が悪く、更には最後の直線ではやや不利もあったのも痛恨。勝ち馬エフフォーリアの勝ち方が強くその一頭だけが際立ったレースですが…どちらかというと先を見据えたレースでしたし、この一戦だけで見限るにはまだ早いという印象でした
特に好内容だったのは2走前の朝日杯フューチュリティステークス(G1)で、スタートで出負け+最後の直線で進路取りで手間取るロスがありながらも上り33.5秒の最速で駆け上がってグレナディアガーズに迫り、レッドベルオーブを馬群のインからしっかり交わしたという内容はまさに負けて強しというレース。道悪巧者感があったにも関わらずこの高速馬場にも対応出来たのは収穫ですし、この時のタイムも2019年のリオスが記録したタイムを上回る1分32.3という2歳コースレコード。更には4着に負かしたバスラットレオンは後にニュージーランドトロフィー(G2)を圧勝とレベルも高かったはずの一戦
展開面を考えた時に底力の問われる勝負になってきそうですし、キレる脚を使えない事を考えれば最後に一番スピードを持続して伸びて来れそうな事を考えれば上位に来れるはず。須貝厩舎×鞍上・吉田隼人はソダシで桜花賞(G1)を制したばかりですが…今回は人気的にも楽な立場になりますし、ここはもう一発もあるとしたいです
○レッドベルオーブ
対抗は同じく朝日杯フューチュリティステークス(G1)での好走組のこの馬。ディープインパクト産駒×生産ノーザンファーム×藤原厩舎で、厩舎との相性が良い鞍上・福永なら好勝負は可能
皐月賞(G1)向きなスピードを持ち合わせており、大外枠から積極策宣言をしているという点も魅力で、更には近代競馬でのトレンドになりそうな好走パターンのトライアルを使わないぶっつけローテーションも不気味
前走の朝日杯フューチュリティステークス(G1)は1番人気の支持でしたが…3着。鞍上・福永はこの時のレース後には「3コーナーで勝ち馬の後ろを取れるチャンスはありましたが、そこの選択ミスが響きました。勝ち馬の後ろを取るべきでした。頑張って伸びてくれましたが、自分の判断がまずかったです」とコメントしおり、終始外を回されており、インの前目で完璧に立ち回った勝ち馬とはやや差もあったという結果
新馬戦では雨が降り稍重となった新潟芝1600mで好位から競馬を進めて、最後は外を回って先に抜け出したストゥーティこそ差し切れなかったですが…上りのタイムは最速をマークしており、ポジションこそ変わっていればアッサリ勝利していそうな内容で完成度の高さを見せた一戦。次走の未勝利戦では中京芝1600mで番手から競馬を進めると楽に抜け出して勝利。勝ちタイムは1分33.1秒とレコードと文句のない勝ち方でしたし、デイリー杯2歳ステークス(G2)では小頭数でしたが、好位のポジションから4コーナー最後の直線でインに進路を切り替えると抜群の瞬発力を見せてホウオウアマゾンを何とか交わしての勝利と勝ちきれるセンスは評価したいレースでした
まだ1600m戦しか経験していませんが…陣営は大外枠をむしろ歓迎しており、積極策で前に行くような示唆はいい方向に出そうな印象。マイラーでも対応可能なのがこの皐月賞(G1)という舞台なので、人気の盲点になるのであれば上位に評価したい一頭です
▲ヨーホーレイク
馬券的なアクセントを加えるのであればこの馬。あと一歩が及ばないイメージがありますが…故に最後に突っ込んで来そうなイメージで3着なら可能性は十分に感じる一頭
長く良い脚が使えるタイプなのでこの舞台は合いそうですし、流れそうな展開面からも上位は狙えると見ていいはず。言うてもデビューから4戦は全て上り最速をマークしており、前走のきさらぎ賞(G3)では鞍上・武豊がやや溜め過ぎた感もあり、先に抜け出したラーゴムを捉えることは出来なかったですが…1000m通過が1分01.2秒とスローの流れの中を後方待機の競馬から外を回って2着と健闘。中山芝2000mコースもホープフルステークス(G1)3着と経験しているのも好材料。確実に伸びて来れる安定感は強みで鞍上で人気を落とすなら妙味的にも美味しい存在
鞍上・岩田望来も「折り合い面の心配はないし、長く脚を使えるタイプ。あと少し届かない競馬が続いているので、そこを逆算しながら乗りたい」と語っており、人気薄のディープインパクト産駒ならシレっと上位に来れても良いかもしれません
☆ダノンザキッド
好位で立ち回れて末脚もあるという…レースセンスと総合力の高さと臨戦過程を考えればこの馬は素直に評価したい一頭。無敗で挑むのではなく「トライアルを負けた」のが良い方向にでそうな気もしそうです
その前走の弥生賞(G2)に関してはどう見ても本番に向けた試走という感じで負けるべくして負けた前哨戦というレースで、展開的にも逃げたタイトルホルダーが1000m通過を1分02.6秒と楽なペースを作ってそのまま勝利。2着のシュネルマイスターも番手を追走しており、明らかな前有利となった競馬の中を控える形を取っての負けだったので悲観する3着ではなかったという内容。鞍上・川田もこのレース後には「いい前哨戦だったと思うし、この敗戦を糧に本番を迎えたい」と言い陣営も「勝負どころでモタモタしてたね。1回使って良くなるでしょう。次につながる競馬はできた」と負けた事に関してはむしろプラスに捉えているような口ぶりでした
2歳時に勝利したホープフルステークス(G1)では当時はまだ不安視されていた中山の内回りでしたが、4コーナーでは失速したランドオブリバティを尻目に楽に先頭に立つと、そのまま押し切るような形での完勝しており、能力的には世代の中でもトップクラス。人気にはなっていますが…大舞台でも乗れている鞍上・川田なら勝ちに行く競馬で上位に来れるでしょう
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