【高松宮記念 2021】最終予想
どうも、工藤新一です
今週はいよいよ春のG1シリーズ一発目の「高松宮記念(G1)」
メンバー的には圧倒的な主役も不在で人気も分散されて難解な一戦。去年も書きましたが…枠順もそれなりに大事なレースで中京競馬場の改修後の過去8年では圧倒的に内枠有利な傾向。今年もとにかく内枠だけで抑えるという意識は持っていても良いかもしれません
そして当日の天気はお昼ごろから雨が予想されており、当日の芝コースは重馬場以上が濃厚なのでタフな馬場もこなせるかという点もポイントになってきそう。展開的にはおそらくモズスーパーフレアがハナを追走して外枠のレシステンシアも果敢に前目のポジションは取ってきそう。どちらも前半から飛ばしてスピード勝負に持ち込むようなタイプなので、よどみのない流れとなり最後はタフな馬場での自力勝負。キレる脚を使う馬というよりは持続性がありパワーがあるような馬に分がありそうな予感
という訳で、予想です!
高松宮記念 2021 予想
◎ラウダシオン
○インディチャンプ
▲マルターズディオサ
☆アウィルアウェイ
△ダノンファンタジー
△ライトオンキュー
△レッドアンシェル
△モズスーパーフレア
△ダノンスマッシュ
△アストラエンブレム
△レシステンシア
△サウンドキアラ
△ミッキーブリランテ
◎ラウダシオン
非常に迷いましたが…先行力+持続性が武器で重馬場も去年のファルコンステークス(G3)2着や過去には不良馬場でも勝利があるように、今回の雨の中京競馬場も合いそう。総合的に見てもこの馬から行くのが妥当だと判断して本命で挑みます
この馬自身の1200m戦での成績は(1.0.2.0)と崩れておらず去年のNHKマイルカップ(G1)ではレシステンシアを下してのG1勝利で能力はここでも引けは取らないはず。その時のレース内容を見ても好スタートを決め手からはあわやハナを取り切るぐらいの勢いで前に行っており、1000m通過が58.0秒とそれなりに早い流れではありましたが、最後の直線では前が止まらずにそのまま押し切る形での勝利と味のある勝ち方
前走のシルクロードステークス(G3)は休み明けで叩き台に使ったようなレースでしたが…中団より前で競馬を進めて最後の直線では外目を回って伸びており、ペースを考えれば600m通過33.7秒とそれなりに流れている中をじわっと伸びて3着を確保。上り最速を出したシヴァージも強かったですが…背負わされた斤量と休み明けという点を考えれば十分ともいえるレース内容でした
2走前のマイルチャンピオンシップ(G1)は15着と惨敗していますが…一線級のマイラーが相手で800m通過が46.9秒とそこまで早くない流れでの上り決着となったのも分が悪かったという感じ、実際に上位勢は上り33秒台を要する厳しい展開になりましたし、右回りも合わないと考えれば仕方なしという結果。陣営も「左回りの方がもうひと踏ん張りが利く」と語っており、それなりの言い訳はできる内容だったという感じ
鞍上・ミルコも不調とは言われていますが…もともと大舞台には強くこの馬でのG1勝利もありますし、何と言っても荒れ馬場は得意なジョッキー。不調故に一番勝利に飢えていると言っても過言ではないはずですし、ここはこの馬で渾身の騎乗を見せてくれてもいいはずでしょう
○インディチャンプ
現役屈指のマイラーで絶対的な能力ならまずここでは最上位でしょうし、1200mだと距離が足りない感もあるのですが…直線の長い中京芝1200mコースなら何とか馬券内食い込みは出来てもいいはず。国内の通算成績は(8.2.4.4)で着外だった4回は全て4着と掲示板を外したことのない堅実派
近2走は1400mを2戦していますが…阪神カップ(G2)3着、阪急杯(G3)4着といずれも後方からの競馬で上がりのタイムは 34.0秒(1位)、33.8秒(2位)としっかり使えておりエンジンが掛かったところでゴール板という惜しい結果でした。3走前のマイルチャンピオンシップ(G1)はグランアレグリアの2着、3走前の安田記念(G1)はグランアレグリア、アーモンドアイの3着と戦ってきた相手レベルは文句なしで高く、ここでの阪神から中京への舞台替わりをプラスと考えれば上位に来れるでしょう。一瞬の使える脚は今でも健在ですし、年齢を増すごとにズブさが出てきているので雨が降って渋る馬場も問題はなさそう
鞍上・福永もここのコースは得意としており、同馬に関しては乗りなれている点は良く、晩成型の多いステイゴールド産駒ならば6歳となった今年でも初の1200m戦でG1制覇があっても驚けないという感じ
▲マルターズディオサ
休み明けは走るタイプなので阪神カップ(G2)からの直行ローテーションは問題なく、初の1200m戦になりますが…抜群のレースセンスの高さがありここはオッズ的にも狙い目の一頭
個人的にはクラシックは全て重い印を打ってきていますが…花賞(G1)→先行してそれなりのポジションを取りましたが…ドロだらけの重い馬場が合わずに失速という内容。優駿牝馬(G1)→前残りだった高速馬場の中を不利な外枠の8枠17番から終始外を走りつつ、最後は中団を追走から直線に向かいましたが…結果的には枠も響いた感じもありつつ外を回って伸びそうな感じで上がっての10着で最後に垂れたのはその前の重馬場での競馬での見えない疲労と2400mという適正距離の壁もあったかなという内容。秋華賞(G1)→1000mの通過が59.4とややハイラップのペースで、最後までインを追走して頑張っていましたが、馬場の痛んだインを回っていた事が響いての7着と・・・言い訳にしか聞こえないような気もしますが…クラシックの3戦はどれも敗因が明白で能力的には現役でも上位のものを持っていると感じています
前走の阪神カップ(G2)では先行ポジションを取り、4コーナーでは先頭に立つ勢いで上がっており、最後はインの進路を通ったダノンファンタジーにこそ出し抜かれる形になりましたが…能力を示すことが出来たという一戦でした。陣営もレース後には「大外枠で距離損もあったけど、流れには乗れた。着差は直線で外に出した分の差。もう少し内を回っていれば、もっと際どかった」と語っており短距離への適正の手応えを感じており、初の1200mをG1と言う大舞台に持ってきたのも納得という感じでしょう。まだ若い4歳牝馬の一撃に期待
☆アウィルアウェイ
馬券的な起爆剤になるとすれば後方待機からの一発に賭けてきそうなこの馬
言うても去年のスプリンターズステークス(G1)ではグランアレグリア、ダノンスマッシュに次ぐ3着でその時もモズスーパーフレアが逃げて600m通過32.8秒と流れる作ったペースの中を後方待機から上り33.7秒の脚を使っての入線。ミスターメロディ、クリノガウディーといった強豪も差し切っており、ハマれば怖い末脚を持っているのは明らか
前走のオーシャンステークス(G3)では逃げたビアンフェと番手追走だったコントラチェック、カレンモエがワンツスリー決着という前残りの展開で不発という内容でしたし、一気に人気を落とすのであれば妙味的にも美味しい存在です
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