【金鯱賞 2021】最終予想
どうも、工藤新一です
今回は好メンバーが揃った「金鯱賞(G2)」の最終予想記事になります
大阪杯の前哨戦に位置付けされてからは、G1クラスの馬がこぞってここを叩きに使ってきているレース
今年の注目はなんと言っても3冠牝馬デアリングタクトですが、前走のジャパンカップ(G1)は超ハイレベルレースでしたが…有利とされる斤量53キロのアドバンテージがありながらのもの。単勝オッズでも一桁台の支持を集めるなら妙味的にも買いにくくここは逆転候補の馬を探したいところ
という訳で、予想です!
金鯱賞 2021 予想
◎グローリーヴェイズ
○ブラヴァス
▲ペルシアンナイト
☆デアリングタクト
△サンレイポケット
△サトノフラッグ
◎グローリーヴェイズ
個人的にはジャパンカップ(G1)でも本命を打ちましたが、ここは本格化した実力馬から打倒デアリングタクトという感じで勝負の一戦
その前走のジャパンカップ(G1)では逃げたキセキが作ったペースは1000m通過57.9秒とかなり速い流れの中を先行追走から4コーナーでは、『勝ちに行く』という気迫を感じるぐらいの勝負をかけて2番手まで上がっており、最後こそ垂れましたが…内容的には負けて強しといったレースでした
5歳で覚醒を見せたと思わせたのは香港ヴァーズ(G1)のレース内容で、中は中団のインに構えて徐々に押し上げにかかると空いたスペースからするりと抜け出してからは地元のエグザルタントを完封。尚且つ同レース2着のラッキーライラックには3馬身半差を付けての圧勝は奥深いものを感じさせるものだったのは今でも覚えおり、その後も京都大賞典(G2)では休み明け+58キロを背負いながらも中団から正攻法の競馬で1キロ差があったキセキを抑えての勝利と好内容
ディープインパクト産駒ながらもズブさがあるので時計の掛かる渋った馬場もOKというタイプ。更には良馬場でキレる脚を使うというよりはロングスパート戦の方が向いており、今回はキセキやジナンボーの出方次第ではありますが…超スローとまではいかなそうですし、鞍上・川田もこの一頭に賭ける想いは強いはずなので…それなりに4コーナー手前で仕掛ける競馬はしてくるはずでしょう。オッズ的にもデアリングタクトに次ぐ2番人気となるのであれば頭の馬券を中心にこの馬から組み立てていきたい一戦です
○ブラヴァス
相手筆頭はジワジワと力を付けているこの馬。キングカメハメハ産駒は5歳を超えて更に成長するパターンもあり、この馬も親近にはシュヴァルグラン、ヴィブロスなどがいるのでイメージ的にもおそらく晩成型
ベスト距離は2000mでしょうし、前走のチャレンジカップ(G1)こそ上り馬のレイパパレに敗れましたが…斤量差を考えれば互角かそれ以上の内容。2走前の新潟記念(G3)は好スタート決めて道中でもしっかり折り合っており中団の好位をキープしつつ最後の直線では馬場の良い大外を回して上り32.6秒を繰り出しての勝利での完勝。流れ的にはウインガナドルが前半を牽引し1000m通過が1分01.9秒と想定以上に遅かったのですが…それでも無理に動かさずにじっくり構えた乗り方も良かったというレースっぷりで、今後の飛躍を感じさせたのは確か
その前の七夕賞(G3)もレース的には好位追走から4コーナーで押し上げる形で外目を回って最後の直線ではあわや勝ったと思わせるような手応えで伸びての2着。外を回らずに良馬場でやれていたら頭までありそうだったレースですし、勝ち馬は超が付くほどの福島巧者だった事を考えれば収穫は合った内容でした
休み明けの成績は(2.1.0.0)と全く苦にしないので問題はなさそうですし…相手レベルこそ一気にあがる試金石の一戦ですが…鞍上・福永も佐々木オーナーの馬ならヘマせず乗ってくれるでしょう
▲ペルシアンナイト
前日の時点では8番人気と人気の盲点になっていると感じたのは7歳でもまだ衰えを感じさせないこの馬
ベスト距離は1600m~2000mで前走の有馬記念(G1)からの距離短縮はプラス材料。言うてもその前走では適正外の距離でハイレベルを相手に上がり2位タイを繰り出しての勝ち馬クロノジェネシスに0.6秒差7着なら上出来と言える結果。2走前のマイルチャンピオンシップ(G1)でもハイレベルのマイラー相手に0.6秒差7着と善戦
時計の掛かる馬場もOKで、溜めればしっかり伸びてこれる脚はここでも驚異。明らかな叩き良化タイプなだけに人気は落としそうですが…実績+これまで戦ってきた相手レベルを考えれば無視は出来ない一頭でしょう
☆デアリングタクト
流石に無様な一戦は出来ないという今回の舞台で、ここは素直に能力上位
前走のジャパンカップ(G1)は勝ち馬アーモンドアイが強かったレースですし、斤量53キロの恩恵があったとはいえ世紀の一戦で3着は胸を張れるもの。エピファネイア産駒で時計の掛かるタフな芝コースも問題なさそうですし、この馬の持ち味でもある爆発的な末脚を使える長い直線も合うはず。とは言っても冒頭にも書いたように妙味は一切ないグリグリの人気なのでここは取りこぼす可能性まで考えればこのぐらいの評価が妥当なところ
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