【マイルチャンピオンシップ 2020】最終予想
どうも、工藤新一です
今回は秋のマイル王決定戦「マイルチャンピオンシップ(G1)」の最終予想記事になります
先週のエリザベス女王杯(G1)と同様に今年のマイルチャンピオンシップ(G1)も例年の京都とは異なり阪神開催。特に今の阪神の芝コースは高速馬場で的で、更には芝1600mというコースは紛れの少なく普通に能力が高い馬が好走するという舞台設定。やや荒れなそうな気もしますので…馬券的にはそれなりに絞って勝負したい一戦
という訳で、予想です!
マイルチャンピオンシップ 2020 予想
◎サリオス
○レシステンシア
▲ペルシアンナイト
☆ケイアイノーテック
△グランアレグリア
△インディチャンプ
△アドマイヤマーズ
△ヴァンドギャルド
◎サリオス
現3歳世代の№2の位置付けですが、個人的には皐月賞(G1)、ダービー(G1)でも本命を打っており、当ブログでは何度も言ってきていますが…世代の中ではコントレイルを凌ぐ現役屈指の怪物候補だと思っている馬。通算成績は(4.2.0.0)で距離1600mは3戦3勝
前走の毎日王冠(G2)は初の古馬との対戦でしたが…54キロの斤量の利があったとは言え、好スタートを決めてからは好位の4番手をキープ。1000m通過が58.0秒とそれなりに速い流れの中を最後の直線では楽に先頭に立つとそのまま一気に突き抜けて2着には3馬身差を付けての圧勝。上りのタイムは最速をマークしており、前哨戦にしては完璧で強さを見せつけたレースだったという感じ
血統的には母サロミナはドイツのオークス(2200m)を勝っている重厚な血統で、大型馬らしいパワー+スピードに加えて卓越したレースセンスを持っている超が付くほど万能タイプ。距離的には中距離~マイルまで対応可能で、この舞台では朝日杯フューチュリティステークス(G1)で勝利を挙げているように問題ない舞台。その時は前にビアンフェ、メイショウチタンを置く形で600m通過が33.8秒と思ったよりもハイペースとなったレースで、その流れの中を3番手に付けて抜け出してからは2着に2馬身半差を付ける圧勝。本来なら先行勢は全滅でもおかしくなかったような展開でも失速せずに伸びており勝ちタイムの1分33.0秒はレースレコードと文句のつけようがなかったレースだったのは明らか。その圧勝した舞台で戦えるなら好条件は揃ったと言えるでしょう
また、この馬は堀厩舎にとっても今後を担う存在で…実はこの厩舎はノーザン系の序列が下がりつつあり、有力馬が他に回る事も多くなってきました。同馬は生産ノーザンファームで馬主シルクレーシングとまさに現代競馬の中心的なポジション。今後もノーザン系に馬を預けてもらう為にはこのサリオスの成功こそが必須とも言えるような立場にあり、種牡馬としての価値を高める為にもG1勝利はまだまだ欲しい存在。毎日王冠(G2)の次走は天皇賞・秋(G1)でも良かったはずですが、このレースを選択したという点からも勝負気配がかなり高いという点も好材料
今回は極端な大外枠でやや人気にも影響はしてきそうですが…鞍上・ミルコなら外からスッと好位に付けて競馬をしてきそうですし、インで詰まるよりは外差しも決まっている馬場を考えればそこまでマイナスにはならないはず。まだまだ未知数な面もありますが…これまでのレースっぷりからもマイルの勢力図を一気に塗り替えての勝利があっても不思議ではないでしょう
○レシステンシア
レースセンスが高くダイワメジャー産駒らしいスピードの持続性が持ち味で今の阪神の高速馬場はいかにも向きそうな舞台設定でしょう。枠も1枠2番と逃げるには絶好なところを引きましたし、ハナを取り切れそうなのは良さそう
同じ舞台で開催された阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)は好スタートからハナ取り3F通過は33.6秒とハイペースの逃げ。そのままスピードを維持して最後の直線では止まらずに2着に5馬身差を付けての完勝。終わってみれば逃げながらも上がりは最速ですし、タイムはウオッカが持っていた2歳コースレコードを0.4秒上回る1分32.7秒というタイムを考えても強かったレース
初めての牡馬との対戦となった前走のNHKマイルカップ(G1)ですが、ハナを取り切ってからは持ち前のスピードで完封競馬をしようとしましたが最後は勝ち馬ラウダシオンに競り負けてという内容。その時は輸送により調教後の馬体重から24キロ減だった事を考えれば良く残せたなという結果でした。休み明けと言う点は気になりますが…陣営は「これで負けたらしょうがない」とデキには太鼓判を押しており自信を伺わせる様子なのも不気味。言うてもデビュー2戦目で重賞を制し、3戦目ではG1まで勝ってしまう高いレースセンスがあり、スピードを活かす競馬をすればアッサリ勝ちまであり得そうな一頭です
▲ペルシアンナイト
やや人気の盲点になりそうですが…京都開催だった過去3年の同レースでは2017年1着→2018年2着→2019年3着とオール馬券内とまさにマイルチャンピオンシップ(G1)でこその馬
個人的には去年の同レースでも本命を打っていますが…その時は時計の掛かる京都の馬場で、外目の馬場が良かった当日の馬場からしても展開的にはドンピシャかなと思っていましたが…結果的には最後の直線はインを突く形での3着とやや悔やまれる内容
今年に入ってからは札幌記念(G2)での2着があり、鞍上・大野が中団より後ろからのポジションで終始インを回って、最後の直線ではしっかり進路を確保して伸びきっておりノームコアの2着で、3着には後にエリ女を連覇するラッキーライラックなのであれば年齢的にもまだまだ衰えは感じさせないないような内容
とにかく右回りは走る馬ですし、寒い時期に好成績が寄っている点も良さげ。叩き良化タイプなので…富士ステークス(G3)を挟んでここへ挑むローテーションも好材料ですし、4年連続の馬券内の可能性があってもいいはずでしょう
☆ケイアイノーテック
2018年のNHKマイルカップ(G1)勝ち馬で、それ以降は惜しい競馬が続いていましたが…前走の富士ステークス(G3)で14戦ぶりの馬券内と復調を示せたレース
言うても最後に確実に上がってこれる末脚は持っており、3走前の安田記念(G1)でも人気こそ11番人気と全くなかったのですが…後方待機から4コーナーで先団に取り付くと持ち前の末脚を繰り出してグランアレグリア、アーモンドアイなどに次いでの5着とマイル適正の高さを示すことの出来た一戦でした。一線級相手でもやれる力は持っているにも関わらず地味な存在で人気にはならないようなタイプですし、インでじっくり脚を溜めて最後に弾けさせることが出来ればシレっと突っ込んでくる場面があってもいいかもしれないです
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