【宝塚記念 2020】最終予想
どうも、工藤新一です
今回は上半期を締め括る夏のグランプリ!「宝塚記念(G1)」の最終予想記事になります
フルゲートとなる18頭立てはナカヤマフェスタが勝った2010年以来となり楽しみな一戦。展開的にはアフリカンゴールドが逃げ宣言をしていますが、外枠のキセキ、ダンビュライトも前に行きたい馬ですし、テンの速さを考えればスティッフェリオ辺りも先行しても良さそう。やや読みにくい感じもしますが…極端なハイペースにはならなそうなので平均ペースぐらいかなと思います。土曜の馬場の感じを見る限りでは、内枠の先行馬がやや優勢という今の阪神芝コース
あとは天候がどうなるかですが、6月27日(土)の夕方の時点での予報では明日28日(日)は午前中にパラっと雨が降って午後からは晴れるとの予報
この予報通りなら、そこまで渋った馬場にはならないと見ていいでしょう
という訳で、予想です!
宝塚記念 2020 予想
◎グローリーヴェイズ
○スティッフェリオ
▲レッドジェニアル
☆クロノジェネシス
△ブラストワンピース
△サートゥルナーリア
△トーセンカンビーナ
△モズベッロ
△ペルシアンナイト
△ラッキーライラック
△人気ブログランキングへ (穴推し!)
◎グローリーヴェイズ
今回に限れば「未知の魅力」の域を出ていない馬ですが…やはり前走の香港ヴァーズ(G1)が圧巻の勝ち方だったこの馬に期待して本命で勝負
その前走ですが、道中は中団のインに構えて徐々に押し上げにかかると空いたスペースからするりと抜け出してからは地元のエグザルタントを完封。尚且つ同レース2着のラッキーライラックには3馬身半差を付けての圧勝という内容は完全に覚醒を印象付ける結果
国内よりはタフな舞台で開催される香港でのG1の好走馬の宝塚記念(G1)のリンク率はそれなりに高く、去年のリスグラシュー(香港ヴァーズ2着)や2018年のワーザー(香港馬)、2017年サトノクラウン(香港ヴァーズ1着)と3年連続で好走。国内のG1でも特質な今回の舞台なので…この手のズブさがある馬が走るのも納得とも言えるでしょう
同馬は国内での重賞勝利は平坦な京都での勝利のみという点は気になりますが…覚醒している今なら坂のある阪神芝コースでも難なくこなしてしまっても良さそう
天皇賞・春(G1)のようなスタミナを要するレースでも好走しており、ディープインパクト産駒の中でも珍しいタイプ。勝っているレースを見ると中盤で脚を溜めてから弾けさせるような乗り方は鞍上・レーンとはそこまでマッチしなさそうですが、操縦性の高さは評価されている馬なので…G1という大舞台でも臆せず乗れる利点と追い出しのタイミングとレース運びが上手なジョッキーという事を踏まえればそこまでのマイナスではないはず。言うてもグランプリレースを2連勝中のこの上ない鞍上なのは明らかで、馬主シルクレーシングが早くからこの鞍上を確保している点からは期待の高さは伺えるはず
やや間隔が開いて久しぶりの実戦ですが…今後の更なる高みを目指すならここでの好走は必須になってきそうですし、お馴染みのノーザンファーム天栄を経由しているなら仕上げに抜かりはなく、枠は2枠3番と内枠の良いところを引きましたし、土曜の馬場を見る限りでは外よりもインが伸びている印象なので、内から抜け出すような競馬が出来れば勝機はあるとみています
○スティッフェリオ
自在性に加えて現役屈指のコーナリングセンスがあり、グランプリレースには強いステイゴールド産駒
瞬発力で勝負するというよりは最後まで衰えない長く良い脚を使えるタイプなので、早い上りのタイムを必要としない今回の舞台設定は合うはず。やや中山巧者感がありますが…そのような馬が好走するのが阪神の内回り2200mなので問題はないでしょう
去年もこのレースには出走しており、その時も☆印を打ちましたが…その時は好スタートを決めたにも関わらず、前残りだった阪神の馬場で控えてキセキにハナを譲る消極的な競馬での惨敗。実際にその時に馬券となったのは2番手を追走のリスグラシューと逃げたキセキ、4番手からの先行策を打ったスワーヴリチャードが3着と・・・その時は「なぜハナに行かなかったのか」と思ったのが正直なところですし、6歳ながらも充実期を迎えている今なら去年以上の結果は見込めてもいいはずでしょう
前走の天皇賞・春(G1)ではフィエールマンとのハナ差の接戦での2着。その時は個人的には馬券的に美味しく的中させてもらっていますが、今回も引き続き人気が無いのなら妙味的には美味しい存在。その前走ですが、好スタートを決めてから番手追走を選択してからはじっくりと脚を溜めて最後の直線では先頭に立つと「勝った」と思わせるぐらいの手応えを見せており、ラストの200mまでは先頭でしたがゴール板では勝ち馬フィエールマンのキレ味に屈しただけという結果
2走前の日経賞(G2)はペース的には1000mの通過が1分01.9秒とスロー気味でしたが…3コーナーでは自らしっかり上がっていって最後は持ち前のコーナリング性能を活かして残すという内容で、結果は3着でしたが斤量差と自ら動き前がきつくなった展開を考えれば上位の2頭よりも良い競馬でした。この時点で本格化を漂わせる気配は見せており、血統的に晩成なのは魅力
テン乗りとなる鞍上・幸ですが…近年では去年の高松宮記念(G1)では12番人気セイウンコウセイで2着、2018年ヴィクトリアマイルでは8番人気ジュールポレールで1着と大舞台でも穴での好走と地味ですが人気薄でもやれるジョッキー。強気の先行策でアッと言わせてほしいところです
▲レッドジェニアル
前走の成尾記念(G3)から「次走狙い馬」に指名
その前走ですが、スタートこそ出遅れてからは後方からの競馬になりましたが…鞍上・酒井は腹を括って末脚に賭ける競馬を選択。その結果が良かったのか、最後の直線ではインをついて伸びており上りのタイムは35.2秒でメンバー最速での3着。上に居たのは実績馬のパフォーマプロミス、斤量54キロのラヴズオンリーユーだった事を考えても決して低いレベルの相手ではなかったレースでした
ローテーション的にこの前走が成尾記念(G3)→ここへの出走というパターンでは過去に2013年のダノンバラードが鳴尾記念3着(3番人気)→宝塚記念2着(5番人気)、2014年カレンミロティックが鳴尾記念4着(2番人気)→宝塚記念2着(9番人気)と穴を空けており、同じく成尾記念(G3)では4番人気3着だったこの馬も似たような臨戦過程というのは魅力
3走前の日経新春杯(G2)では1番人気を裏切っての惨敗でしたが…こちらも出遅れ+トップハンデ+絶望的なポジションのレースでしたが上り最速でいい脚を見せたのは負けたとはいってもそこまで悲観する内容ではなかったはず
キングカメハメハ産駒に加えて母父マンハッタンカフェとスタミナがあり、非根幹距離には滅法向きそうな血統で、この馬自身も京都2200mでは後にダービーを制覇するロジャーバローズに先着での勝利。その時も上りの掛かる舞台でしたが、そこまで早い上りを必要とされない今回の阪神内回り2200mはいかにもハマってくれそう。スタートこそ課題ではありますが…後入れの偶数番号は良さそうで、イメージ的には道中は後方待機で最後の直線に突っ込んで来ての馬券内という感じ。人気薄での鞍上・酒井学は何度もお世話になっておりますが、このグランプリでも期待値の方が高いとみています
☆クロノジェネシス
バゴ産駒の最高傑作とも称される牝馬でデビューしてからの成績は(5.2.2.1)とハイレベル相手でも好安定。尚且つタフな舞台に強いので、当日の天候がどうなるかですが…AMに降った雨が乾き切らなければいかにも合いそうな一頭
実際に重馬場で圧巻だったのは2走前の京都記念(G2)では馬体重プラスは成長分といったような内容。最後のコーナーを回ってからは外から一気に伸びて2着に2馬身半差を付ける完勝
とは言っても晴れての良馬場でもOKという感じもあり、同距離の阪神2200mは距離的にもベストでよどみなく流れるペースになればいつものように安定した末脚を繰り出せそう
前走の大阪杯(G1)は負けて強しの内容で、後方からの馬にとっては厳しい流れの中をラッキーライラックと同じようなポジションに居ながら最後は外目を回っての上り34.0秒とやれることはやってのこの結果なら仕方なしというレースでした。鞍上・北村友一も新馬戦から継続騎乗でこの馬は完全に手の内に入れており、人気馬の中でもそれなりに大崩れは考えにくい存在です
あとは穴推し馬として挙げたい馬が一頭。前走からの距離延長は良さそうで、オッズ的にはやや舐められている印象。近走はそれなりに善戦は出来ており、この枠ならシレっと掲示板以内は普通にありえそうです→人気ブログランキングへ
Your Message