【クイーンカップ 2023】最終予想
どうも、工藤新一です
今週の土曜の東京メインはクラシックに向けて3歳牝馬による重賞「デイリー杯クイーンカップ(G3)」の最終予想記事になります
まず予想の前に先週の東京新聞杯(G3)の結果ですが、本命◎ウインカーネリアン1着、☆プレサージュリフト3着で当ブログで挙げた重賞予想では何とか今年初の的中!
レースを振り返ってみても◎ウインカーネリアンが好スタートからハナを取り切ってそのまま押し切る完勝。馬場が向いてた感もあるのですが…それでも勝ちタイム1分31.8秒は優秀でしたし、相手レベルを考えても次に繋がる内容でした。ウインカーネリアンはこれまでも本命を打ってきたようにここで結果を出せてよかったのと、とにかく東京競馬場×三浦皇成は好相性。今後も注目したいコンビです
という訳でクイーンカップ(G3)(G2)の話に戻りますが、これまではなかなかクラシックには直結していなかった同レースですが、去年の2着馬スターズオンアースは後に2冠を制覇。2021年勝ち馬アカイトリノムスメはオークス2着、秋華賞1着、2019年勝ち馬クロノジェネシスは桜花賞3着、オークス3着、秋華賞1着と出世レース+新王道ローテになりつつある傾向もあり、この舞台から桜花賞へ向かう馬も多く注目したい一戦
という訳で、予想です!
クイーンカップ 2023 予想
◎ウヴァロヴァイト
○リックスター
▲ブラウンウェーブ
☆モリアーナ
△オンザブロッサム
△イングランドアイズ
△グランベルナデット
△アスパルディーコ
△ドゥアイズ
△ハーパー
△ウンブライル
△ミシシッピテソーロ
◎ウヴァロヴァイト
次世代血統のサトノクラウン産駒で瞬発力も高くタイプ的には1600mがベスト距離。新馬戦ではドゥアイズとはタイム差の2着があり好位に付けれて上がりも使えるタイプなので今の馬場もマッチしそうな印象
前走の赤松賞(1勝クラス)は小頭数のレースとなり逃げたビヨンドザヴァレーは600m通過を37.3秒→1000m通過1分03.3秒とスローに落とし込んだペースを作っており、同馬は道中は3番手追走も前に居た2頭を捉えきれずのままで3着に終わったというレース内容。それでも上がり33.3秒は最速タイですし、ポジションさえ変わっていれば着差も変わっていたというレース内容だったのでこの一戦だけではまだ見限れないはず
圧巻だったのは2走前の未勝利戦で、スタート後にインからスッと好位に取りつくと、団子状態のまま直線に向かってからは前が壁になりつつもしっかり馬郡を捌いて進路を見出してからはラスト200mから一気に加速してそのまま2着を置き去りにしての完勝。勝ちタイム1分34.9秒でしたが稍重の馬場とペースを考えれば上出来ですし、今回と同じ舞台で高いパフォーマンスを見せれたのは好内容
鞍上・横山武史もこれでデビューから4戦連続での騎乗になりますし、大きな期待を寄せている一頭。先週のナミュールみたいに好位に付けてきそうなのは良さげ。阪神JF組が人気になりそうですが、展開的に落ち着いてから抜け出す加速力が必要になってきそうなレースですし、ここは通用してもいいはずでしょう
○リックスター
エピファネイア産駒でまだ底は見せておらず、鹿戸厩舎×鞍上・三浦で好走がある東京芝1600m戦に挑めるなら面白そうな一頭
前走のフェアリーステークス(G3)にしても右回りに課題が残ったというレース内容で、好枠からスタートを決めて前目のポジションをキープしましたが…ラチ沿いを走りながらもかなりチグハグな面を見せており、最後はインを突こうとしましたが、やや伸びきれずの5着。とは言っても勝ち馬キタウイングからは0.4秒差ですし、悲観するほどの負けではなかったというレース内容。鞍上・三浦も「右にモタれる面があるので稽古から気をつけていましたが、馬群からでも取りたいポジションで運べました。直線では少しモタつきましたが頑張っています」とコメント
好内容だったのは新馬戦で今回と同じ東京芝1600mでのレースでしたが、外目の7枠15番からスッと2番手に付けてのポジションを取っており、最後は瞬発力が問われる中でそのまま後続を突き放す形での勝利と味のある内容。勝ちタイムこそ平凡でしたが…まだまだ余力がありましたし、着差以上に一番強かったはず
鞍上・三浦に関しても先週はウインカーネリアンで東京新聞杯を制覇し、最も得意としている東京コースでやれるのは大きなアドバンテージ。陣営も「左回りのほうがいいかも」と語っており、ここでの舞台替わりは人馬共に合うはずですし、人気以上の結果を出せてもいいはず
▲ブラウンウェーブ
この舞台でも好相性のモーリス産駒で母父ハーツクライ。2歳にしては操縦性は高そうで、ジリジリと伸びてこれる末脚があり、東京芝コース変わりはプラスになってきそうな一頭
前走のフェアリーステークス(G3)は15番人気ながらも最後までしっかり伸びており、勝ち馬から0.3秒差での4着と健闘。当時の鞍上・菅原も「1200mより1600mの方がスムーズに追走できたし、その分しっかり脚がたまった。馬は頑張ってくれていました」とコメント
新馬戦にしても左回りの1400m戦でしたが、外枠の17番スタートから中団に構えてジックリと脚を溜めつつコーナーで外に追い出してからはグイグイと伸びて、逃げていたサトノグレイトをしっかり差し切っての勝利。まだまだ追って良しの末脚を見せており、距離は伸びても良さそうな印象を受けました
鞍上・大野がテン乗りという点は気になりますが、マイル戦で追って良しのジョッキーですし、そこまではマイナスにはならないはず。人気もしなさそうなので、最後は持ち前の末脚でしっかり伸びてくる事に期待です
☆モリアーナ
前走の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)からの巻き返しがありそうなのがこの馬。やや気性面で乗り難しさのあるタイプのエピファネイア産駒という感じはありますが母父ダイワメジャーで距離は1600mがベスト
前走の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)では好枠からしっかりとスタートを決めてスッと先団のポジションを取ってからはレースの流れには乗っていたのですが、4コーナーでは既に手応えが怪しくなっており、更には前に居た馬に馬体をぶつけたことでバランスを崩した中で最後の直線は失速しての12着。チグハグさがあり折り合いの面で課題が残るような結果になりましたが、スローに落ち着きそうな今回は改善されてもいいはず
新馬戦は今回と同じ東京芝1600m戦でしたが、600m通過38.4秒とスローの流れを先行してからは最後の直線に向かうと爆発力を見せる形での勝利と好内容。上がり3Fは33.0秒の末脚を使えており、この時のような末脚が見せれればここでも十分好走は可能
鞍上・武藤雅もこの馬はデビュー戦から乗っていますし、父親である武藤善則厩舎でこそ結果を出したいところ。追って良しの末脚に瞬発力もあり、好位のポジションさえ取れればチャンスでしょう
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