【天皇賞・秋 2022】最終予想
どうも、工藤新一です
今回は秋のG1「天皇賞・秋(G1)」の最終予想記事になります
近年の勝ち馬を見ても2021年エフフォーリア、2019.2020年アーモンドアイ、2018年レイデオロ、2017年キタサンブラック、2016年モーリスとなっており強い馬が強いレースをして勝つという傾向にあり、やはりごまかしの利かない東京芝2000mとい舞台
展開的にはパンサラッサ×鞍上・吉田豊のハナ主張が濃厚。そこに続くのがジャックドール×鞍上・藤岡佑介、マリアエレーナ×鞍上・松山といった強烈な先行勢がズラリといった感じでしょうか。ペース的にはそれなりに早くはなってきそうで平均ペース以上が濃厚で前半1000m通過はさすがに1分は切ってくるとみていいはず。前で残れるのは持続力がある馬だけになりそうですし、最後の直線は有力馬達がこぞって畳みかけてくる事を考えれば力と力のぶつかり合いといった感じで自力勝負となり見ごたえ十分のレースになってくるはずでしょう
という訳で、予想です!
天皇賞・秋 2022 予想
◎マリアエレーナ
○ポタジェ
▲ジャックドール
☆イクイノックス
△シャフリヤール
△ダノンベルーガ
△パンサラッサ
△ジオグリフ
△アブレイズ
◎マリアエレーナ
クロフネ産駒×母父ディープインパクトで先行力が高く、距離1800m以上のレースでは(4.3.2.1)と大崩れなく走れている点は魅力。今回は相手レベルこそ一気に上がりますが、前走を見た感じでは明らかに本格化と遂げており、イメージとしてはアエロリットみたいな先行型で持続性を武器にした競馬が出来れば好走も可能
前走の小倉記念(G3)を振り返ってみても逃げたシフルマンが1000m通過を58.9秒とそれなりに飛ばす流れの中で4コーナーまではインを追走し、最後の直線で先頭に立って追い出してからはそのまま後続を突き放しながらの圧勝。2着に迫ってきたヒンドゥタイムズには5馬身差を付けており、3着ジェラルディーナ、4着カテドラル、5着ピースオブエイトも重賞勝ち馬という事を考えれば決して弱い相手ではなかったという印象。上がりは34.6秒と最速をマークしつつ勝ちタイムも1分57.4秒と優秀ですし、弱い馬が出来る走りではなかったのは明らかでした
2走前のマーメイドステークス(G3)では同じく好位で立ち回ってややインが優勢だった馬場を考えれば馬郡の中団を追走して最後はウインマイティーに迫っての2着なら上出来。勝ち馬とは斤量も1キロ差があり、インで完璧に立ち回っていた3着ソフトフルートをゴール前で差せたのは評価したい内容でした
着外となった京都記念(G2)ですが、好枠を引きアフリカンゴールドが逃げる展開を番手追走で絶好かと思われましたが…最後の直線では粘り切ることが出来ずとなって8着。やや距離が長かったような印象もありましたし、陣営も「距離を改める」と語るように1ハロン長かったことを考えれば言い訳の出来る結果
愛知杯(G3)にしてもやや相手レベルが上がった一戦でしたが、逃げるアイコンテーラーの2番手に付けて最後押し切れると思ったのですが、インを上手く走ったルビーカサブランカに差されての2着。陣営も「あれだけモタれたのは休み明けの分」と語っており、高いレースセンスの高さを証明したレースっぷり
これまでのレースを見直してもどちらかというと欠点のないタイプでレースセンスの高さはここではプラス材料になってきそう。鞍上・松山にしてもこの手の先行力の高い馬をポジションを取るのは得意ですし、大舞台でも問題ないジョッキーなのは良さげ。初めての東京芝コースというのは鬼門ですが、距離のベストは2000mですし、輸送もクリア出来ればチャンスは十分あると判断しました
○ポタジェ
全6勝の中で2000mが5勝と得意距離に戻るのはプラスで叩き良化タイプという事を考えても一度使ってのローテーションは良さげ
操縦性が高く相手なりに善戦出来る立ち回り力があり、血統的には半弟にルージュバックが居る良血で金子オーナー×友道厩舎と一流の組み合わせなら巻き返しも可能。ハイペースの流れになった時の持続性のある末脚があり、大阪杯(G1)勝利で見せたポテンシャルの高さは素直に評価したいところ
前走の毎日王冠(G2)は得意のハイペースからの差し込みという形になりそうでしたが、ジッと我慢して抜け出したサリオス、外から差し込んできたジャスティンカフェのレベルも高かったという一戦。相手レベルを考えれば斤量58キロを唯一背負っての0.5秒差6着なら仕方なしですし、何よりいかにも休み明け初戦といった感じで叩き良化タイプという事を考えればこの時よりは上積みは見込めるはず
左回りの2000mに関しては金鯱賞(G2)で経験済で、その時はジャックドールの強さが際立ったレースではありましたが、結果的には前が止まらなくなりそのまま中団より前で競馬をしていたレイパパレが2着、早めに仕掛けたアカイイトが3着となった一戦。その中でも同馬は後方待機から最後の直線では一番外を回っての4着。ゴール板を過ぎてからも良い脚を伸ばしていただけに仕掛けどころさえ変わっていれば上位との差はまだまだ縮められたという内容
やや人気を落としての出走になりそうですがキレる脚で勝負するタイプではないのでスローにならなそうな展開面でも向きそうですし、先行勢を見ながら好位で立ち回れればチャンスがあってもいいはず。鞍上・吉田隼人もこの馬は手の内に入れていますし、人気よりも上の着順の可能性アリとみています
▲ジャックドール
デビューから全て芝2000戦を使っており、モーリス産駒らしいスピードの持続性はここでもトップクラス。キレ味で勝負するというよりは前目に付けて後続を突き放しにかかる前傾のタイプながらもストライドが大きく広い東京芝コースに変わるのはプラスになってきそう
前走の札幌記念(G2)ではいつもの逃げではなく、パンサラッサにハナを譲って3番手につける競馬になりましたが…4コーナーでは手応え良く上がってこれており、終わってみればそのままパンサラッサと併せ馬の形になり、ジリジリと伸びての勝利。休み明け初戦ながらもキッチリ勝った点は評価できますし、陣営も最大目標は今回の天皇賞・秋(G1)にしてきたことを考えれば上積みもありそうな点は良さげ
鞍上・藤岡佑介もこの馬にはこれで6戦連続での騎乗になりますし、前走で新たな一面を見せての勝利で挑めるのはどう見てもプラス。今回もそれなりに前に行きそうな馬が多いですが…無理せず先行ポジションを取って最後の直線で持続力勝負に持ち込むことが出来れば後続の追撃を凌いでの勝利というシーンがあってもいいはずでしょう
☆イクイノックス
実績も能力も現3歳馬の中でトップクラスにあり、馬主・シルクレーシング×鞍上・ルメール×木村哲也厩舎とブランド力も備わった実力派
前走のダービー(G1)にしてもフルゲートの大外枠という不利がありながらも道中は後方待機に徹してからは最後の直線では外を回って上がり最速となる33.6秒をマークしての2着は価値のある内容。負かした相手も後の菊花賞馬アスクビクターモアですし、ここは負けて強しという内容でした
2走前の皐月賞(G1)でも異例のローテーションを組んでの出走でしたが、こちらもフルゲートの大外枠となりながらも決して得意ではない小回りの中山芝コースで4コーナー手前で自ら仕掛けて押し切りを図ろうとしますが、最後は外から強襲してきたジオグリフに差されての2着なら仕方なし。やや甘くなる面こそ見せましたが、最後の直線では一瞬で抜け出す鋭い脚を見せていましたし、猛追してきたドウデュースを寄せ付けなかった点は評価したいところ
まだ馴染みの少ないキタサンブラック産駒ですが、この馬に関しては東京芝コース向きという走りを見せており、底を見せてない状態で挑めるのはプラス材料。鞍上・ルメールに関しても東京開催のG1ではミスない騎乗を見せてくれそうですし、強いと言われる現3歳世代の最右翼がここに挑むのであれば当然勝ち負け出来ても驚けない一頭でしょう
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