【オールカマー 2022】最終予想

公開日:  最終更新日:2022/09/24

今回は日曜日の中山メインレース「産経賞オールカマー(G2)」の最終予想記事になります

今年はそれなりに個性派なメンバーが揃ったという印象。人気を集めそうなのはデアリングタクト×鞍上・松山、ソーヴァリアント×鞍上・川田になりそうですが…デアリングタクトは早熟説がささやかれるエピファネイア産駒ですし、目標はまだ先にありそう+初の中山芝コースも鬼門。ソーヴァリアントはG1級の能力は認めつつも骨折開け1発目で人気を背負う立場となれば今回は嫌って妙味なのは明らか。ここは思い切って他の馬から勝負してみるのが良さそうなレース

と言う訳で、予想です!

オールカマー 2022 予想

◎ヴェルトライゼンデ
○ジェラルディーナ
▲キングオブドラゴン
☆ウインキートス
△デアリングタクト
△ソーヴァリアント
△テーオーロイヤル
△フライライクバード
△クレッシェンドラヴ

◎ヴェルトライゼンデ

奥深さがあるドリームジャーニー産駒で母マンデラは兄弟にワールドエース、ワールドプレミアなどがいる良血馬。スタミナが豊富な上にタフな舞台でも差し込んで来れる脚力は魅力。父と似て中山芝コースを得意としており、中山芝での通算は(0.3.0.1)と全て重賞での好走で負けた一戦もやや厳しかった外枠に加えて馬場も悪かった皐月賞(G1)だけとなれば仕方なしですし、非根幹距離もOK。メンバー内では最も舞台設定はいかにも向きそうな印象

前走の鳴尾記念(G3)にしても右前脚の屈腱炎明けで約1年4か月ぶりの実戦でしたが…インで脚を溜めてからは最後の直線でしっかり抜け出し、ジェラルディーナ、サンレイポケットを抑えての勝利。レースっぷりを見ても明らかに復活を遂げた内容でしたし、同馬は元々が叩き良化タイプで…ここでの1戦を叩きとするのであれば前走よりも今回の方が上積みが見込めるのは明らか

2年前に走った日本ダービー(G1)にしても前にコントレイル、サリオスという怪物2頭が居ましたが…中団に付けて最後はジワジワと伸びるような脚を使っており、最高峰の舞台で世代の中では能力は上位という事を示せた一戦でした

陣営は調教から弱気なコメントをしているとのことですが、「泣きの池江」と言われているように池江泰寿厩舎の場合はこの手の発言はむしろプラスに捉えても良さそう。鞍上・戸崎も中山重賞は得意ですし、オールカマーに限っては何度も好走がある舞台。ここは有力馬の中では一番勝利の可能性があると思うので本命で勝負です

○ジェラルディーナ

血統的には父モーリス×母ジェンティルドンナの超が付くほどの良血馬で大崩れなく走れる安定感に加えて最後は確実に追い込んで来れる末脚は魅力の一頭

前走の小倉記念(G3)では早めに仕掛けに行ったマリアエレーナが圧勝したレースではありましたが、同馬は道中インで包まれる形になり4コーナーで追い出しに掛かるも仕掛けどころが悪くさすがに届かなかったというレース内容。それでも上がり2位となる35.0秒の末脚を使って追い込んできており、ゴール板直前でヒンドゥタイムズにこそ差されましたが3着なら上出来のレース。当時の鞍上・福永も「前に行きたかったのですが行けませんでした。スタートは五分に切ったのですが、そこを改善しないといけないですね。競馬もタイトで厳しかったです。スムーズな競馬が出来ませんでした」と反省を口にしており、この馬の能力の高さを認めてのコメント

2走前の鳴尾記念(G3)も惜しかったレースで、外枠からのスタートでやや後手を踏んでの後方待機の競馬となり、インで脚を溜めて先に抜け出したヴェルトライゼンデを捉えきれずの2着。それでも相手もそれなりに強い馬ですし、共に追い込んできた3着サンレイポケットと同じ上がり1位となる33.6秒を繰り出しての2着なら重賞勝ちまでもう一歩まで来たという印象さえ受けたレースでした

今回は初の中山芝コースになりますが、この中山を得意としている鞍上・横山武史への乗り変わりはむしろプラスになってきそう。先行勢が崩れる流れになれば外からの差しも決まるレースですし…去年はウインマリリンで同レースを制したように、ここは鞍上込みで期待の方が高いと思います

▲キングオブドラゴン

近2走では重賞で善戦出来ており、中山2200mは得意舞台。相手なりに走れるという点では個性派が揃った今回のメンバーを考えれば評価したいところで、先行力が高く前に行けてしっかり粘れる持続性のある脚はここでも武器になってきそう

前走の鳴尾記念(G3)に関しても上位だったヴェルトライゼンデ、ジェラルディーナには今回重めの印を打っているようにそれなりにハイレベルな一戦だと思っていて、その中で果敢に逃げての5着なら上出来といったレース内容。

3走前の湾岸ステークス(3勝クラス)は今回と同じ中山2200mでのレースでしたが、2番手に付けて競馬を進めてからは4コーナーで先頭に立つとそのまま勝ち切る先行力の高さを見せていたのは良さげ。当時の鞍上・田辺も「全力で走っていないというか、フワフワ走っているところがあります。つかみどころのない面白い馬です。上のクラスでも、相手なりに走れるかもしれません」とまだまだ伸びるようなコメントを残しているのも良いですし、成長力のあるハーツクライ産駒という点も魅力

鞍上・三浦もここ最近は乗れている印象があり、スタートが上手いジョッキーなのでしっかり前のポジションは取ってくれそう。前走ぐらいやれるのであればこのメンバーでも残り目があってもいいかもしれません

☆ウインキートス

スタミナ色が高いタイプのゴールドシップ産駒で去年の同レースでも2着に好走してるリピーター。中山芝コースは得意としており、中山芝2200mの成績は(1.2.0.0)と連対を外したことはなく、ここは舞台設定を考えても無視は出来ない一頭

前走の目黒記念(G2)は逃げの一手を打って粘っての3着と復調の気配を見せており、それまでの日経賞(G2)、有馬記念(G1)は相手レベルも高い一戦だった事を考えれば着外は仕方なしといった感じでしょう。過去の同コースでは湾岸ステークス(3勝クラス)での勝利がありますが先行してスッと抜け出してからは2着アンティシペイトには2馬身差を付けての完勝。その時負かしたアンティシペイトも後にリステッド戦を勝ち重賞でも好走している事を考えれば価値ある勝利だったと言えるでしょう

鞍上・松岡もウイン冠の主戦ですし、前走からの継続騎乗なのは良さげ。先行力をしっかり活かしての粘り込みに期待です

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  • 工藤新一(管理人)

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    競馬歴:10年

    職業:予想家

    趣味:お酒、ドライブ、旅行、映画、読書、楽しむこと

    座右の銘:一期一会

    予想スタイル:オッズの盲点をつき、いかに回収率を上げれるか。ファクターはデータ、馬・騎手能力、調教、血統、メイチ度など全てを重視します

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